マリーゴールドの現実

「幻惑」から「現実」へ

『生きて行く』出来、

こんばんは

 やっと愚作が完成しました。後は送るだけです。印刷機が不調でどうなることかと気を揉みましたが、24時間サービスがあって夕食後すぐに電話が繋がって仕上げることが出来ました。CD-RWにも焼き付けることが出来、ほっとした処です。何度も読み返したつもりでも、どこかに難点が限りなく出て来ます。切りがないので頭を冷やして明日もう一度読み直してから送ろうと考えております。つたない文章でお恥ずかしい限りですが、先輩方は親身になって懇々と諭してくださいます。わたくしはこれでも最年少でして、若気の至り気味に悪態をつきますが、それでも大事にしてくださいます。前回は病み上がりで身体が辛くて、出しましたが推敲が足らず掲載はなりませんでした。それなりに対応しつもりでしたが、後で読み返すとやはり雑でした。でもそれほど悪い出来ではありませんでしたが、会風にも馴染まないということもありました。不服でしたが、わたくしは同人ではなくて、ただの会員なので載らないのかと思ったりもしましたが、それが掲載されていたら、今頃どうなっていたことでしょうか。

 その作はわたくしのとっておきの作品でしたが、そうであればこそもっと念入りに推敲しなければなりません。やはり人様から色々言われるうちが華です。言われなくなったら寂しいでしょう。全部を自分で判断せざるを得なくなるということは楽なようですが、厳しい道です。他者の目があるということは、それだけでも素晴らしいことです。普通作家には編集者がいますが、編集者に書く内容を決められるのは腹立たしいことでしょうが、間違いを見つけてもらう為には、必要不可欠な存在です。口で言われている段階では色々と反論いたしましたが、いざ原稿に付箋で印がつけられているのを見て、それを頼りに書き直すとグッと良くなります。例えば「東京」を「トキオ」と表記するにはそれなりに考えたのですが、もう何十年も前に沢田研二が「トキオ」と歌っておりましたから、皆知っているだろうと思っておりましたら、そうでもなかったようでしたし、ぽっと出の少女の物語に「トキオ」はなかったかなとも思いました。それでも外国人は「トキオ」と発音しているように聞こえます。

 又特定の言葉に「お」を付けるのも、煩わしかったことだと感じます。そう云えば筆名「時男」という方が同人にいらっしゃいますが、「トキオ」を意識されたのかなと思いました。「お」付けはやはり頻度を考えるべきでした。と云っても全部取り消しましたが。至って素直に出来ております。色々とごねるわりには。それも戦略的に考えて書いたことでしたので、尚のことごねたい処でしたが、やはり一旦取り去るとすっきりとした印象になりました。それで同人の方々はお忙しい方が多いので、わたくしも間に合いました。同人の方でも書く暇がなかったりで、わたくしのような暇人の書いたものを読む側に回ってくださり、三時間も話に付き合ってくださったりもしてくださいます。そのかわり電話代の嵩むのに怯えております。しかし電話は簡単ですからかけてしまいます。今日もCD-RWに焼き付けるだけで済まそうと電話しましたが、後で思い直して、やはり印刷したものも付け加えました。その為にまた電話代を使って印刷機の不調をメーカーさんか、プロバイダさんかに聞き出して、ちゃっかり周辺事項も手伝ってもらって提出物を完成させました。

 担当の方は、それじゃあ後はなんとかやってみますと言うと、急に声が明るくなって、やっと解放されたと言った感じでした。初めから不承不承な感じでした。わたくしがうるさい客だということは知られているのかもしれません。でもすぐに画面を共有しての作業を開始されますので、その辺り後ろ暗い処はない客だとは思われているようです。一応筆名も持ち、しかも改めましたので、ややこしいことになっておりましたが、色々思っていると想像力が働いたのか通じたようでした。でもそれ以後は職務に邁進されました。今の所ビッグプレゼントはありません。もうないかもしれません。愚作が掲載されれば嬉しいのですが。でも一旦掲載されると子供を失ったかのような気分になりますので寂しくはあるのですが、それでも本があるからいいやと、原稿が不明な時などは有り難いものです。未発表の作品をどうにか完成度の高いものに仕上げたいものだと思ってはいるのですが、習作期のものに手を入れるよりは、新しく書いた方がいいかとも思います。

 それではいきなりですが、日付も変わってしまいましたので、この辺りでお暇いたします。ここまでお付き合いくださってありがとうございました。